「ヤマト2199追憶の航海は子供っぽすぎる表現をバッサリ切り捨てたことに意味があると思っている。いくら何でもそれは無いよな、という表現が無い」
「それで?」
「実はヤマト1977を見た時、自分は子供だったので自覚していなかったが、子供っぽすぎる表現を切り捨てた結果があれだった、というアイデアを思い付いたよ」
「それはどういう意味だい?」
「ヤマト1974は子供の遠足。ヤマト1977はプロ集団の仕事。という印象があったからだ」
「なんだそれ」
「ヤマト1974っていうのはね、こういうことなんだよ」
大変です。ガキ大将の古代君が、ライバル番長の子分を見つけて勝手にバスを降りて殴りにいっちゃいました (ガミラスの捕虜を刺しに行きました、の意訳)
「それってどういうことだい?」
「総集編の映画は想定される客層が少し高い。当たり前だ。タダで見られるテレビと違って金を払って見るのだ。だから、ヤマト1974と比較して、ヤマト1977は少し想定される客層が高い。だから、子供が騒いでいるようなシーンは含まれない。同じことが、ヤマト2199TVシリーズと追憶の航海にも言える。TV放映前提のTVシリーズと比較して、追憶の航海はTV放映を想定していない。つまり金を払った客しか来ない。少し、想定水準が高い」
「似ているの?」
「そうだ。ヤマト1977と追憶の航海、似せる気は無いのに似ているところが多くある。立場が似ているからだ」